おさがりのドレスを使う前に確認すべきこと

サイズ・デザイン

結婚式で親戚や知人のおさがりのドレスを使う場合には、必ずサイズや状態を早めに確認しましょう。例えばお母様が着用したドレスの場合、シルエットが時代に合っていなかったり、体型が今のあなたとは違ったりする可能性が大いにあります。お姉さんや妹など近い年代の方からおさがりのウェディングドレスを譲ってもらえるなら、デザインが流行遅れという心配はあまりないでしょうが、どうしても数十年前のドレスとなれば古くささを感じてしまうことが。そのため、一度試着してみて「自分の好みかどうか」「サイズは合っているか」を確認するのが大切です。

もしもサイズが合っていない場合には、お直しができる場合もあるのでドレスショップや専門のお直し店に相談してみましょう。 ただし、お直しには意外とお金がかかります。身頃を詰めたり裾をカットしたり、両脇を編み上げたり…ドレスのサイズを体型に合わせないと、どんな素敵なドレスも残念な印象になってしまいますから、フィッティングしてみて、必要あればお直しを見積もってみましょう。また、デザインによってはお直しが難しいドレスもありますので、おさがりのドレスを使うと決めたら、早めに使えるかどうかを確認してみましょう。

式場のルール

多くの結婚式場では、ウェディングドレスは提携のドレスショップからレンタル・もしくは購入を勧めています。これは、式場側の利益を確保するため、想定外のトラブルにならないようにするためという理由から。

もちろん、式場によっては快くOKしてくれるところもありますが、式場の中には「持ち込み料」や「保管料」が追加費用としてかかったり、そもそも持ち込みはできないというルールを設けていたりする式場もあります。

おさがりのドレスを節約のために使おうと思っても、持ち込み料やサイズ合わせのためのお直しで、結果的にレンタルとそれほど変わらない出費になるケースもありえます。結局レンタルすることにして、慌ててドレス選びをする、なんてことのないように余裕を持ったスケジュールでドレスの準備を進めましょう。

おさがりのドレスのサイズ合わせ・お直し方法

値段ではなく思い入れのあるドレスだから、という理由からおさがりのウェディングドレスを着る場合。お直しや式場への追加料金が必要だったとしても、なんとかサイズ合わせやお直しをして着たいという方もいるでしょう。

中古ドレスのお直しは、お直し専門の職人さんがいるサロンやお店で受け付けています。また、オーダーメイドでドレスを制作しているサロンなどでも相談に乗ってもらえることがありますので、参考にしながらお近くのサロンを探してみましょう。

たとえば「バストトップが大きいのでサイズを詰めたい」「ウエスト位置が下すぎるのであげたい」「裾を短くしたい」などお直しの内容は様々。しわになってしまったドレスもプレスしてきれいな状態に戻してくれるところもありますよ。

お直しは、理想は直接ドレスを持って店舗に足を運び、フィッティングしながらお直しする寸法を決めていくこと。ミリ単位でサイズやギャザーの位置などが変わるだけでも印象が大きく変わります。個人の職人さんが経営しているサロンや、人気のアトリエやサロンだとお直しに時間がかかることもあります。少なくとも3ヶ月くらいは余裕を持っておくといいでしょう。

おさがりのドレスこそインナーはしっかり選ぼう

おさがりのドレスの場合、インナーやグローブ、ヴェールなどの小物類は新しいものを新調することもあるでしょう。ドレスをおさがりにした分、しっかりと体にあったサイズのインナーをじっくりと選ぶのがオススメです。

背中のシルエットや胸の位置などブライダルインナーが変わるだけで、美しさが引き立つことも。一生に一度の結婚式ですから、インナーのサイズや形はドレスに合わせてきちんとフィッティングしながら選んでいきましょう。

一人ではなかなか見えない背中などもフィッティングスタッフさんがアドバイスしてくれる着方や選び方通りにすれば、すっきりとしたシルエットになることも。人生で一番輝く瞬間だからこそ、きちんとこだわりのインナーを選んでください。