結婚式には真っ白なウェディングドレスを選ぶ人がほとんどですが、一生に一度の大切な思い出にするため、白のドレスとカラードレスあわせて2~3着選ぶことが増えています。白のドレスで登場し、自分らしさをアピールできるカラードレスで印象を変えているケースが多いようです。同じピンクといっても濃いピンクと淡いピンクで雰囲気が変わりますし、好きな色が似合うとは限りません。こちらでは、あなたにピッタリなドレスで結婚式を挙げるために、カラードレスを選ぶ時のポイントについてまとめました。
カラードレスの色を選んだあとは、情報収集をしながらどんなドレスが良いのか見つけて、試着してみましょう。次のステップ順に選ぶと後悔の少ない選択ができますよ。
ドレスショップや式場のレンタルドレスからすぐに見つけるのではなく、SNSやウェブサイトでお気にいりを探してみましょう。気に入ったものがあれば、ドレスショップや式場で「こういうドレスが良いです」とスムーズに案内できるからです。
自分の好きなドレスの画像を集めたら、それらの共通点を見つけて、自分の好みの傾向を掴みます。たとえば、同じピンクでも淡いものから彩度の高いものまでさまざまです。自分が好きなのはどういったものなのか、落とし込んでおきましょう。
好みの傾向を見つけたら、会場の雰囲気・ウェディングドレスとの違いが楽しめるか・季節などを考慮してカラーを決めます。
ある程度カラーやドレスのデザインが決まったら、ドレスショップや式場で試着してみます。
ドレスショップや式場で試着する前に、自分がイメージしているドレス画像を見せておくと、その雰囲気に合ったドレスがあるのかを確認してくれます。近くの店舗にない場合は、他店舗から取り寄せしてくれることもあるので、事前の打ち合わせでお話しておきましょう。
ドレスショップや式場に、好みのドレスがなかった場合は、外部のドレスショップで検討します。ただ、式場によっては持ち込み料がかかる可能性があるので、注意しておきましょう。
また、自分がイメージしていたドレスが似合わない…ということもあるので、スタッフが用意してくれたドレスも試着することをおすすめします。ドレスを選んでくれるスタッフはプロなので、花嫁さんの肌の色や式場の雰囲気などをトータルで考えて提案してくれるでしょう。
お色直しの回数や披露宴を貸し切っている時間などによって、白のウェディングドレスとあわせても数着しか選べないカラードレス。貴重な1着を選択ミスで台なしにしたくないですよね。
大切な結婚式を最高な形で思い出に残せるよう、カラードレスの選び方を3つ紹介します。ドレス選びに迷っている人は必見です!
カラードレス選びでまず考えておきたいのは、会場の雰囲気です。自然光が差し込むような明るい会場であれば、パステルカラーやシャーベットカラーといった淡い色のドレスが映えます。光とともに場の空気が柔らかくなるでしょう。
逆に、ホテルのバンケットルーム(披露宴会場)のような落ち着きのある場なら、鮮やかなレッドやシックな雰囲気のネイビーなどがよく合います。
また、披露宴会場では写真撮影が多く、ドレスの色によって映り方が変化することにも注意が必要です。天井や壁がダークブラウンといった落ち着きのある色だった場合、カメラの光(フラッシュ)が回りにくくなるので、周りの色と同調しやすいシックなカラードレスよりは明るい色のドレスが良いでしょう。
ドレス選びよりも先に会場が決まっているなら、会場の雰囲気も念頭に置いて選ぶことが大切です。
カラードレスを選ぶ前に、挙式での真っ白なウェディングドレスを選び終わっている人も多いでしょう。先にウェディングドレスが決まっているなら、2着目以降のカラードレスは違いが楽しめるデザインで探してみてはいかがでしょうか。
ウェディングドレスもカラードレスも、「ドレスライン」と呼ばれるデザインがあります。お姫様のようにスカートにボリューム感がある「プリンセスライン」や、ギリシャ神話に登場する女神が着ている衣装のような「エンパイアライン」などです。
ウェディングドレスがエンパイアラインで落ち着きのある雰囲気を演出しているなら、カラードレスはプリンセスラインで可愛らしさをアピールするのも良いでしょう。
ドレスラインのデザインで雰囲気がガラリと変わりますので、その違いを楽しめるように選ぶのもおすすめです。
結婚式や披露宴を行なう「季節」に注目してドレスを選ぶというのも、会場のコーディネートやブーケとの相性が良くなるため、良い選び方といえるでしょう。
会場の雰囲気やブーケは、それぞれの季節に沿ってコーディネートされています。ホテルのバンケットルームであれば、先にカラードレスを決めてから会場をコーディネートすることもあるかもしれませんが、ガーデンウェディングといった屋外の雰囲気は季節に左右されるものです。
そのため、春なら桜をイメージしたパステルピンク、夏なら清涼感を連想させるブルーが良いでしょう。秋には紅葉を思い起こさせるオレンジ、冬にはクリスマスカラーであるレッドといった季節に合わせた色を選ぶと、会場のコーディネートと統一感のある披露宴をつくりあげることができますよ。
多くの花嫁に選ばれた人気色を紹介します。気になっている色の特徴を詳しくチェックしてみてください。
カラードレスの中で人気なのが「ピンク」です。日本人の肌の色に合いやすく、可愛らしさはもちろん、優しい雰囲気を演出できます。ドレスラインの王道ともいわれているプリンセスラインのデザインなら、お姫様気分を味わえるはず。
ただし、パステルピンクは膨張色といわれていて、実際より大きく見せてしまう色になります。体型が気になる人は、濃いめのピンクを選んでみてはいかがでしょうか。
レッドは、インパクトを与えることができる色。女性が秘めている品の美しさを引き出すといわれていて、優しい雰囲気をもつピンクよりも大人っぽく仕上げられます。
インパクトが強い分、「自分には似合わないかも…」と敬遠する女性がいるかもしれませんが、デザイン1つで受ける印象が異なるのがレッドの特徴です。柄のないシンプルなデザインや花柄をあしらったものがあるので、一度試着してみてください。
ブルーは、清潔さや爽やかさを感じさせる色です。空や海を連想させる色なので、夏の結婚式にピッタリなカラードレスといえます。
青の中でも薄いブルーは柔らかい雰囲気になり、深みのあるロイヤルブルーは高級感を出せるので、どちらにするか迷う場合は結婚式のコンセプトに合わせて選ぶと良いでしょう。
また、夜の時間帯に披露宴が行なうのであれば、落ち着きのある濃いブルーがおすすめです。
自然や木々をイメージさせるグリーンは、みずみずしさを演出するのにピッタリな色です。見る人をリラックスさせる色でもあるので、落ち着いた雰囲気の披露宴によく合います。
グリーン系のカラードレスは新緑に近い色のものが多いので、4月から5月にかけての新緑の季節に合わせるというのも1つです。
コサージュやブーケには色がはっきりとした花を選ぶと、グリーンのドレスとのコントラストが楽しめます。
日本や中国では高貴な色として扱われていたパープルは、神秘的な印象とセクシーさをあわせもつ不思議な色です。ドレスラインや色の濃淡、合わせる小物などによって違った雰囲気になります。
結婚式では濃いパープルよりもラベンダーといった薄いパープルが人気なようです。古代ギリシャの衣装をベースにしているエンパイアラインを試してみてはいかがでしょうか。ギリシャ神話の女神が着ていたことから、神秘的な雰囲気がアップします。セクシーさを抑えたい場合は、薄いパープルにすると良いでしょう。
明るくエネルギッシュな印象を与えるオレンジやイエローは、ビタミンカラーともいわれ、見る人を笑顔にする色です。とくにイエローはどこにいてもパッと目を引く色なので、招待されたゲストは着用を避ける傾向にあります。色被りを避けられるのも、ビタミンカラーの魅力です。
オレンジもイエローも太陽やひまわりを連想させる色のため、夏の結婚式で選ばれることが多いそう。ガーデンウェディングを予定しているなら、青空と緑に映えるビタミンカラーのドレスにするのもおすすめです。
上品で貞淑な雰囲気を出せるのがブラックの特徴です。女性の美しさを引き立て、どんな女性にも似合う色といわれています。
ブラック単色のドレスもありますが、近年では、ブラックをベースにレッドやピンクなどのポイントカラーを入れたドレスも増えてきているようです。
かつて日本の婚礼衣装でも「黒引き振袖」が存在していました。「あなた以外の色には染まりません」という純潔の証として、黒引き振袖が主流だったようです。
2019年のトレンドカラーは、ブルー・ピンク・イエロー。爽やかな印象を与えてくれるブルーは、知的なイメージも持っています。冷静、真面目など、そんな効果を与えてくれるカラーです。
ピンクは、幸せ・可愛い・女性らしいなど、結婚式にぴったりなカラーで、カラードレスのなかでも大人気です。美容、愛情、親しみやすさなどを与えてくれるカラーです。
イエローは、見た瞬間ゲストをハッピーにさせてくれるカラーです。ポジティブなイメージがあり、披露宴をより華やかにしてくれるでしょう。目立ちたい時にぴったりのカラーなので、注目を浴びたい花嫁さんにもぴったりです。お色直しで、印象を変えたいときに着るのも良いでしょう。
2019年4月26日に発表された、令和カラー(正式名称は令和慶祝カラー)は、日本流行色協会(JAFCA)が決定した”新しい「令和」の時代を迎える国民の慶びを込めた色”です。梅、菫(すみれ)、桜の3色で、春らしい日本の花にちなんで選ばれました。
春・女性・華やかという結婚式にぴったりなイメージが揃った令和カラー。洋装なのに、どこか日本らしさを感じさせてくれて、和を感じられるドレスです。ウェディングドレスからのお色直しに取り入れるのも素敵ですね。令和元年に挙式予定のカップルには、とても記念になるカラードレスです。
自分の肌色がどのタイプなのか、何色が合うのかよくわからないとき、おすすめなのが梅のカラー。肌色を問わずに合わせやすいカラーです。濃いめのピンクですが、彩度が高いわけではないので甘過ぎないのがポイント。薄めの顔立ちの花嫁さんにも、似合うカラーです。
色白な花嫁さんなら、やさしい色合いの桜のパステルピンクがおすすめです。白さが強いカラーなので、膨張色にもなりがちで避ける方もいるでしょう。そのため、痩せ型の花嫁さんと相性が良いカラーです。ナチュラル感を出したいとき、ガーデンウェディングを希望するときにも最適でしょう。
スマートなイメージの方は、菫(すみれ)がおすすめです。落ち着いたカラーで、寒色系なので体型にもメリハリがつきます。気になる体型カバーにも、役立ってくれますよ。お色直しに、菫のカラードレスでガラッと印象を変えてみるのも良いですね。ほどよく、スタイルを強調するために、オフショルダー、または大きなカット入りドレスを選びましょう。
「自分にぴったり合って、素敵に見えるカラードレスを着たい」これは、花嫁さんの共通の希望でしょう。それを叶えるためには、自分の体型や肌色に合わせながら、ドレスを選ぶのが良い方法です。憧れていたドレス、気に入ったドレスを自分の気持ちだけを優先して着てしまうと、実際は似合わなかったという後悔も。自分の肌色や体型に合う、そして自分が気に入ったドレスを見つけるのが成功への近道です。
肌が色白の場合は淡い色、色黒なら原色系の色だと相性が良いです。カラードレスの色は、顔立ちとの相性もあります。顔がはっきりしているならビビットカラー、顔の印象が薄いなら柔らかいカラーがおすすめ。一度試着して、お顔がドレスに負けていないか確認しましょう。
カラードレスは選んだ色によって、体型のイメージが変わります。
体型をスリムに見せたいときは、引き締め効果がある寒色系や暗い色を選びましょう。痩せすぎの体型をカバーするなら、明るい色や淡い色が良いです。「スタイルをよく見せたい」「ふくよかなイメージにしたい」などゲストに与えたい印象をイメージしながら選ぶと、失敗せずに選べるかもしれませんね。
パーソナルカラーを知ることで、自分らしい、ぴったり似合う色を見つけられます。肌・髪・頬・瞳の色から判断していくので、メイクで活用されたり、カラードレス選びでもとても参考になります。
スプリングタイプ・サマータイプ・オータムタイプ・ウインタータイプという、日本の四季に分けられます。診断するときは、メイクをしていない素肌で行いましょう。パーソナルカラーのタイプで、似合うドレスが変わるので、ぜひ自分のタイプを知っておきましょう。
キュートで明るいイメージのスプリングタイプ。似合う色はブライトイエロー・サーモンピンク・スプリンググリーン・ミントブルーなどが挙げられます。黄色味のあるカラーや、海をイメージさせるさわやかな青色で、明るく決められます。
サマータイプは上品でしっとりした雰囲気の方です。ライトレモンイエロー・パウダーピンク・ラベンダーなどのカラーが似合います。少し青みが入るカラーが似合うので、優しい色合いのウェディングになるでしょう。
皮膚が薄いタイプ、パウダリーな肌が特徴のオータムタイプ。シックな雰囲気をもち、大人っぽい方が多いと言われています。サンフラワー・ピーチ・ターコイズグリーンなど、アースカラーが似合います。
クールでシャープなイメージのあるウィンタータイプ。レモンイエロー・ディープホットピンク・レッド・エメラルドグリーンなどが似合います。シックでドラマチックな色・素材がぴったりです。
カラードレスの魅力をめいっぱい演出したいのなら、タキシードの色にもこだわるのを忘れないようにしましょう。新郎はお色直しをあまりしませんが、純白のドレスに合うタキシードを着たままだと、カラードレスでは浮いてしまうことがあります。純白のドレス、カラードレスにも合う、タキシードを選択しておくと良いでしょう。
ブーケやアクセサリーなどの小物にもカラードレスの色を入れると◎。ドレスを式場の雰囲気に合わせるのも良いですが、カラードレスを選んでから選択するのも楽しいでしょう。
挙式を終えた後の披露宴で、お色直しとしてカラードレスを選ぶのはいまや定番となっています。好きな色のドレスを着たいと考えている人は多いかもしれませんが、実際に着てみると肌の色と合わないということも。反対に、自分には似合わないと思っていた色がピッタリはまるケースがあります。
会場の雰囲気や季節に合わせて何色か選び、試着してみて決めるのも良いでしょう。
ゲストを楽しませることはもちろん、結婚式を挙げる自分たちが満足のいくドレスを選んでくださいね。
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