全体のシルエットや装飾に目を奪われがちなウェディングドレス。生地の違いによっても、印象がガラリと変わります。理想の花嫁姿を叶えるウェディングドレスを探しているなら、生地ごとの特徴を知っておくとドレス選びにも役立ちます。また、ウェディングドレスだけでなく、ブライダルインナーにも生地の種類はいろいろあります。
ウェディングドレスの生地に使われている素材。思いつく限り頭の中に思い浮かべてみてみましょう。あなたはいくつ、生地の素材が思い浮かんだでしょうか?
ざっくりと紹介するだけでも、ウェディングドレスの生地にはサテン、シャンタン、タフタ、ベロア、ビロード、チュール、オーガンジー、シルク、シフォンなどがあります。また、サテンと一言で言っても、使う糸の種類によってシルクサテン、綿サテン、ポリエステルサテンなどに分類されます。また、織り方や見た目によってストレッチ性があるタイプはストレッチサテン、独特のちりめんのような“しぼ”があるタイプはバックサテン、ドレープが綺麗に出るブライダルサテンなどに分けられることもあります。
言わずと知れた高級素材、シルクは絹糸から織られる生地です。中でも最高級とされているのがミカドシルクと呼ばれる生地で、独特のハリと光沢を持っています。
ドレスにもよく使われているサテンは、光沢があり華やかな生地。ドレープが綺麗に出るため、サテンのドレスはラインが引き立ちます。デザインがシンプルでもエレガントで高級感ある風合いになりますよ。
ちなみに、サテンは繻子織(しゅすおり)という織り方によってつくられた生地。シルクを使って繻子織した生地は、シルクサテンと呼ばれます。
ふわりと広がるプリンセスラインのドレスによく使われているのが薄手のメッシュ素材、チュールです。軽く、透け感のあるチュール生地は何重にも重ねてボリュームを出すタイプが一般的。ふんわりとしたシルエットは来ている人の心だけでなく、ドレスを身にまとった花嫁の周りの人の心までふんわりと和らげてくれます。
チュール素材のドレスは、下半身のラインが出にくいというメリットがあります。また、シワになりにくい素材です。たたんで海外挙式に持っていかなければならない、というときもチュール素材のドレスは便利です。
同じく透け感のある記事、シフォンは軽くてドレープ感が綺麗に出る平織りの生地です。シルクで織られたものがウェディングドレスには使われることが多く、サテンの上に重ねることで自然なドレープを作り出すデザインが多いようです。
チュールに似たハリ感があるオーガンジーは、シフォンよりも透け感が大きい生地です。ウェディングドレスでは、フリルなどに使われることが多い生地です。チュールとよく似ていますが、チュールと比べるとハリ感が滑らかで、透明感あるドレスを作れます。
マットな質感で体にフィットするドレスによく使われるようになってきたジョーゼットは生地の表面をよく見ると細かな凹凸があります。そのため、動きに合わせて軟らかな陰影や表情が出て、ドレープの形も綺麗に出る生地です。シワがつきにくいため、こちらも海外挙式などにおすすめの生地と言えるでしょう。
ウェディングドレスに様々な生地が使われているように、ブライダルインナーに使われている生地も色々です。ブライダルインナーは、体型を補正するという役割に加えて、ドレスがずり落ちないようにする「滑り止め」としての役割を持っています。素材によっては6?8kgもあるウェディングドレスをしっかりと支えるなら、オススメなのはレース生地。
レースは生地に凸凹があり、ウェディングドレスがずり落ちないようにドレスの裏地を滑りにくくしてくれます。見た目も綺麗なレースのインナーは来ているだけでも幸せな気分になれます。
ただし、薄い生地のウェディングドレスを選んだ場合、ブラとニッパーがセパレートタイプのブライダルインナーを着ていると、インナーのレースがドレスに響いてしまうことがあります。また、ウエストニッパーには針金が入っているのですが、体にぴったりと密着するタイプのドレスだとこれまた針金が浮いて見えてしまいます。
薄い生地のドレスや、マーメイドドレスのように体に下着が響きやすいタイプのウェディングドレスを着る際には、ロングビスチェでレースがないタイプを選ぶといいでしょう。
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