結婚式において、とても大切な意味を持つウェディングベールは、とてもたくさんのデザインがあります。ここでは、ベールの大まかな種類や顔タイプ別に相性がいいベールについて紹介しています。
古代ローマ時代から使われてきたと言われるベールは、魔除けのアイテムとして使われてきたという歴史があります。ですから、ウェディングで使われるベールは「花嫁を邪悪なものから守る」という意味を持っています。
日本では結婚式以外で用いられることはあまりないですが、海外ではこの風習は根強く残っているので、ブライダル以外でも身を守るという意味でよく使われています。
他にも、花嫁を美しく優しく包んでくれるベールには「母親からの愛情」という意味が込められており、“覆う”・“隠す”という意味を持つことから「貞操」を表す役割もあると言われています。
結婚式で入場する前に、花嫁のフェイスベール(ベールの顔を覆う部分)を顔の前に下ろす儀式がベールダウン。ベールを下ろすことで、邪悪なものから無垢な花嫁を守ることができると言われています。
一般的に新婦の母親がベールダウンを行いますが、これから結婚し、新しい人生をスタートする娘に対する「母親ができる最後の身支度」とも言われており、非常に感動的なセレモニーでもあります。母親のほか、父親や兄弟など近しい間柄の人が行うことも。
結婚式の中で誓いのキスの時に新郎がベールを持ち上げて花嫁の顔をあらわにさせるセレモニー。魔除けや母親の庇護という意味を持つベールを取り去ることで、これからは新郎が新婦をずっと守っていく、という決意の表れが込められていると言われています。
他にも、このベールは新郎と新婦の間にある「壁」と見立てられているのですが、ベールアップでその壁を取り払うことで晴れてふたりが結ばれるという意味も。
では、実際にベールの選び方を見ていきましょう。ドレスとの相性はもちろんですが、どんな会場で式を挙げるのかということも考慮に入れておきたい点です。
ベールは長さがあるほど品格が上がると言われており、その長さは一般的に3種類に分けられます。
ベールのタイプには、「フェイスアップベール」と「マリアベール」の2種類があります。
会場によってはマリアベールが禁止のところもあるというのは注意すべき点です。聖母マリアがかぶっていたことがその由来となっているため、儀式を重んじるプロテスタントの教会ではマリアベールの着用を禁止している場合がありますので、事前に確認を。
花嫁さんたちは、それぞれに顔の形や体型にお悩みを持っているかもしれません。ここでは、体型・顔の形別にベールの選び方をご紹介します。
身長が低い場合は、ショート丈やミディアム丈のベールを合わせるのがおすすめ。身長が高く見える効果が期待できます。ロングベールをどうしても着用したい場合は、床まで届かない長さのベールを選ぶと、すらりと見えます。
身長が高い花嫁の場合は、ロングベールを着用すると非常に美しいシルエットに。また、刺繍が多いベールも似合いますよ。
丸顔さんにはショート丈のベールを。高さのあるデザインのベールで縦ラインを強調するのがおすすめ。大人っぽい印象を与えるとともに、小顔効果も。
ふんわりしたシルエットのベールをつけると面長な印象がなくなり、優しいイメージに。また、バードケージベールもおすすめ。顔の半分を隠すことで面長な印象を緩和できます。
両頬のサイドにボリュームのあるベールや、頭の高い位置に大ぶりなモチーフがついたベールをかぶると視線が外せます。縦のラインを強調できるロングベールを選んでも良いでしょう。
顎がすっきりとしているので、どんなタイプのベールも似合います。強いて言えば、顎や肩の周りにボリュームがあるベールを選ぶと全体的に丸く見えるので、シャープな印象が薄れて優しい印象に。
ウェディングベールは、ドレスの色味やデザインと合っているかどうかが非常に大事なポイントとなります。ミドル丈のベールであればどんなシチュエーションにも合いますが、背中や腰の部分にモチーフがついているドレスの場合は、ベールでせっかくのポイントを隠してしまわないようなものを選んでくださいね。
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