結婚祝いを頂いたら、感謝の気持ちを示すため「結婚内祝い」をお返しするのがマナーです。しかし、プレ花婿・花嫁の中には、「なにを贈ればいいのだろう」「いつ贈ればいいのだろう」と悩む人もいるかもしれません。そこで今回は、結婚内祝いのマナーや常識、贈って喜ばれる品物などについて紹介していきます。ぜひ参考にしてください。
まずは結婚内祝いの意味を確認しておきましょう。結婚内祝いとは、結婚祝いをしてくれた方々に対して、新郎新婦がお返しの品物を贈ることです。本来、内祝いの「内」は「身内」をあらわし、慶事の際に身内の方へお祝いをすることを意味していましたが、現在は身内であるかないかに関係なく、結婚祝いをしてくれた全ての人に対して、お礼状を添えて返礼品を贈るのが一般的な慣習となっています。
結婚内祝いの本質は、結婚を祝ってくれた人にお返しをするという、いたってシンプルな儀礼です。一番大切なのは喜びをわかちあう気持ちですが、「結婚祝いをもらったら、なるべく早く連絡してお礼を伝えたほうがいい」「返礼品の費用相場は半額程度がベター」「贈るときはお礼状を添える」など、様々なマナーや常識もあります。
ポイントを全て熟知するのは大変ですが、結婚内祝いを贈るときのマナーと常識を知っておくことで、感謝の気持ちをきちんと相手に伝えることができ、スムーズに結婚祝いのお返しを渡すことができます。それではさっそく、結婚内祝いのマナーについて考えてみましょう。
結婚内祝いの覚えておきたいマナーはたくさんありますが、ここでは6つをピックアップしました。ポイントを押さえながら読んでみてください。
結婚内祝いは誰に贈るのでしょうか?初歩的なポイントですが、まずはこの点をよく考えてみましょう。冒頭で紹介したとおり、結婚内祝いの趣旨は、結婚祝いをしてくれた方々に対して返礼品を贈ることです。従って内祝いを贈る対象は、結婚祝いをしてくれた全ての人たちです。
結婚式に出席してくれた人へは、披露宴などで直接お祝いの品を渡すことができます。事情があって結婚式には出席できなかったものの、お祝いをくれた人へも内祝いを贈ることができるでしょう。
結婚式を挙げなかったのに、それでもお祝いをくれる人もいます。このような場合も、結婚内祝いの趣旨に従ってお祝いをくれた人へお返しをするのがマナーです。なお、内祝いには“幸せのおすそ分け”の意味もありますので、お祝いをもらってない人に返礼品を贈るのも差し支えありません。
結婚祝いを贈る時は、縁起の良い又は悪い数字を意識しておくことも大事です。例えば、「3」「5」「7」などの奇数は吉数であり慶事に適していますが、「4」「9」などの偶数は慶事においては忌み嫌われる数字であり、避けるのがベターです。偶数は割り切れる数字であり、相手に別れをイメージさせてしまうことになります。
ただし、偶数の中でも「8」は末広がりの意味があり、こちらは吉数として慶事に適しています。また、ペア(2個)、半ダース(6個)、1ダース(12個)などの品物は1組と数えることができ、こちらも偶数でありながら慶事に適しています。
最近は縁起を気にしない(知らない)人も多いですが、気にする人も少なくないので、相手を不快にさせないためにも注意しておきましょう。
結婚内祝いを贈るタイミングは、「結婚祝いをもらってから1ヶ月後までに」が目安です。一般的に結婚祝いは結婚式の前後にもらうことが多いので、結婚式の前に祝いをくれた人へは結婚式が終わってからすぐ、結婚式の後に祝いをくれた人へは、その時点から1ヶ月以内を締め切りに返礼品を贈ることができるでしょう。
しかし、“1ヶ月後まで”というのはあくまで目安にすぎません。内祝いを贈るタイミングは早ければ早いほど好ましく、期限までに贈ればいいと考えるのではなく、なるべく早く贈るための準備を進めておくことをおすすめします。
万が一、期限を過ぎてから内祝いを贈ることになった場合は、「大変遅くなってしまいましたことをお詫びいたします」とお詫びのメッセージを添えるのがマナーです。
内祝いを渡す方法には、「手渡し」と「郵送」の2つがあります。それぞれにメリット・デメリットがあるので、相手先の事情を考慮しながら最適な方法を選びましょう。
「手渡し」のメリットは、相手と直接会うことによって、“直にお礼が言える”“お礼の気持ちが伝わりやすい”“配送料が節約できる”ことです。一方、手渡しするための時間をとらせることになり、相手の負担になる可能性があるのはデメリットです。
「郵送」のメリットは、“会うためのアポをとらなくていい”“遠方の方にもお返しができる”ことです。デメリットは、“気持ちを直接伝えられない”“配送料がかかる”ことです。郵送の場合は、お礼の手紙を添えることで気持ちをこめて贈ることができます。
内祝いの返礼品を贈るときは、品物に添えて感謝のメッセージを同封するのがマナーです。親戚、友人、知人、上司など、相手の立場に関係なく必ず感謝の気持ちをこめた手書きの書面を同封しましょう。文章の書き方が分からない場合は、メッセージの例文がネット上でも公開されていますので、そちらを参考にふさわしい文章を考えてみてください。メッセージ例文は親戚向け、友人向け、上司・会社向けなど、相手の立場に合わせたものが紹介されています。
結婚内祝いの費用相場は、いただいた結婚祝いの金額の半額~3分の1が目安です。お祝いの額が3万円なら、1万~1万5千円程度の返礼品を贈るのが妥当な線ということになります。ポイントは、安すぎるのも高すぎるのもマナー違反になることです。安すぎるのはもちろんですが、お祝い額に見合わない高額すぎる返礼品を贈るのも、かえって失礼になる可能性があるので注意しましょう。また、結婚祝いの金額が分からない場合は、インターネットなどを活用してリサーチしてください。
ここからは、結婚内祝いの返礼品にふさわしい品物について、事例を挙げて紹介します。
菓子詰め合わせは、内祝いで喜ばれる品物の定番です。和菓子と洋菓子がありますが、特に洋菓子の詰め合わせは人気があります。菓子詰め合わせのメリットは、“商品の種類が豊富”“価格帯が広い”“家族で分けられる”“子どもからお年寄りまで楽しめる”ことです。比較的若い世代向けには洋菓子を、年配者のいる家族向けには和菓子の詰め合わせをおすすめします。いずれの場合でも、賞味期限が短いものは避けたほうがいいでしょう。
日持ちのする食品として、「瓶や缶詰の詰め合わせ」も内祝いに最適な品物です。海の幸、山の幸、調味料など種類が豊富で、価格帯も広く、相手に合わせて選べる利点があります。おつまみ、トッピング、調理にも使えるなど、用途が幅広いのもメリットでしょう。商品選びのポイントは、できるだけ高級な商品の詰め合わせと、パッケージがおしゃれなものをチョイスすることです。
タオルや洗剤などの日用品は、普段から使ってもらえる実用性の高いギフトです。定番の一つではありますが、普段使いより見た目がおしゃれでグレードの高いものを選べば、相手は必ず喜んでくれます。品物の選び方では、価格や高級感ばかりにこだわるのではなく、相手の嗜好も考慮するのがポイントです。高級感たっぷりで好みにもマッチする商品なら、言う事なしでしょう。
コップ、お皿、タンブラーなど、食卓を彩る食器類も絶対に外さないギフトです。食器は実用性が高いことはもちろん、デザインや色柄、素材、価格帯も広く、種類が豊富なため相手に合わせた商品を選びやすいが魅力。子どものいる家庭向けにはキャラクター入りのマグカップ、こだわりの強いゲストへは北欧食器、年配者向けには和食器など、相手の嗜好や状況に応じてベストな食器を選んでみましょう。
カタログギフトは、相手の好きな物を自分で選べるタイプの返礼品です。定番ギフトでありながら、様々なジャンルのカタログから商品を選べることや、価格設定が明確になるなど、受け手・送り手双方にとってメリットがあります。カタログの種類には、幅広いジャンルの商品を掲載している「総合型」をはじめ、厳選された高品質な商品が揃う「百貨店型」、おしゃれな商品が多く若い世代向けの「セレクトショップ型」、特定のジャンルに特化した「コンセプト型」など、枚挙にいとまがありません。
最後に、判断が難しい結婚内祝いのケースにおける対処法を紹介します。
同級生や職場の同僚など複数の連名でお祝いをもらうこともあるかもしれません。頂いた商品は1つでも、その商品にお金を出してくれた人は複数いるという状況です。このような場合は判断に迷いますが、一般的にはお祝いの金額を連名の数で割り、その金額相当分の返礼品をそれぞれに贈るのがベターです。例えば、50,000万円のお祝いを10人の連名でもらったときは、一人当たり5,000円になります。連名の数が多いほど一人当たりの金額は小さくなりますが、それでも感謝の気持ちを示すため返礼品を贈りましょう。
内祝いは喜びを分かち合うための日本の風習ですが、地域や親族によっては独自のルールや慣習が存在している場合もあります。例えば典型的なものでは、「身内間での内祝いは不要」といったものがあります。こうした独自の慣習を知らないまま一方的に内祝いを贈ってしまうと、相手に不快な思いをさせてしまう可能性もあるので注意が必要です。よって、内祝いを贈る前に相手先の慣習やルールを確認しておいたほうがいいでしょう。
地域の慣習やルールと関係なく、個人的に「内祝いはいらないよ」と言われることもあるかもしれません。この場合は、本心なのか社交辞令なのか判断に迷うところです。本心かもしれませんし、実は社交辞令ということもあるでしょう。この場合は相手と自分の関係性によって対応が変わります。自分と近しい親族に不要と言われた場合は、無理にお返しをしなくてもいいでしょう。一方、上司や同僚など会社の方に不要と言われた場合は、社交辞令と捉えて内祝いを贈るのがマナーです。
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